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上場廃止とは?上場廃止の仕組みや廃止後の株について分かりやすく解説!

上場廃止とは?上場廃止の仕組みや廃止後の株について分かりやすく解説!

株について勉強していく中で、「上場廃止」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

本記事では、上場廃止とは何か、廃止になってしまったらどうなるのかを分かりやすく解説しています。

 

上場廃止とは

上場廃止とはその名の通り、証券取引所への上場が廃止されることです。

上場が廃止されることによってどのようなことが起こるのでしょうか?

 

上場廃止になる理由

上場廃止になる理由は様々ですが、以下のような理由で廃止になることが多いです。

・ 株主数や流通株式数が基準を下回る
・売買高や時価総額が基準を下回る
・債務超過や経営破綻
・上場手続きの不備
・会社の解散

 

一般的な理由は、会社が倒産してしまった場合や解散してしまった場合ですが、株主数が少ない場合なども上場廃止の理由になります。

 

上場廃止になる過程

上場廃止は、突然決まるわけではありません。

たとえば、明日から上場廃止になるので、一切の株式取引ができなくなるということはなく、上場廃止の懸念がある銘柄については、「監理銘柄」というものに指定されます。

 

監視銘柄に指定された後も、株式取引を続けることはできますが、その後も状況が改善されなければ、「整理銘柄」に指定されます。

このような過程が設けられている理由は、上場廃止になると流通性が著しく低下するため、投資家に注意を促すためです。

 

上場廃止が決まり、直ちに取引停止にすると、投資家の売買の機会が著しく狭められてしまうため、原則として1カ月間整理銘柄に指定された後、上場廃止になります。

 

上場廃止になった株の権利はどうなる?

上場廃止になっても議決権・利益配当請求権・残余財産分配請求権といった株主の権利は残ります。

株式の取引相手を自分で見つけることができれば売却することもできます。

 

しかし、冒頭で述べたように、上場廃止になった銘柄は値段の決め方も難しく、そもそも流動性がないため、売買は非常に難しいのが実情です。

 

上場廃止になると株価はどうなる?

では、上場廃止になると株価はどうなるのでしょうか。

上場廃止になると、株価は大暴落することが多いですが、上昇するケースなどもあります。

 

上場廃止が決決定した後の、株価の動きは3つのパターンに分けることができます。

詳しくみていきましょう。

 

大暴落

上場廃止が決まった後、株価は暴落する可能性が高いです。

上場廃止の理由が、不祥事などネガティブな理由の場合は、とくに大暴落する可能性が高くなります。

 

株式は、上場廃止になっても、取引することは出来ます。

しかし、上場株でなくなると、株を買ってくれる人を自分で探さなければなりません、

 

また、上場株というブランドがなくなるので、株の価値は大きく下がります。

監視銘柄や整理銘柄になった時点で、一刻も早く株を手放したいという人が増えるので、株価は大きく下がることになります。

 

上昇

上場廃止の理由が、MBO(経営陣買収)や完全子会社化などの場合、株価は大きく上昇する可能性があります。

MBO(経営陣買収)とは、上場するメリットが少なくなった場合に、経営陣が株式を買い取って上場を廃止する方法です。

 

MBOや、完全子会社にするために、TOB(株式公開買い付け)が行われることが多いです。

TOB(株式公開買い付け)とは、対象企業の発行済株式の「買付期間」「価格」「買付予定株数」などを公表して、証券取引所を通さずに既存株主から買付けることを指します。

 

MBOや完全子会社化は、前向きな上場廃止と捉えられることが多いです。

理由は、自社や他の会社に買収されるだけで、業績そのものは変わらないからです。

 

変わらないどころか、MBOや完全子会社することによって業績が向上する可能性も十分あります。

TOBの場合、期日までに応募すれば、公表された価格で買い取ってもらうことができるため、焦ってすぐに応募するよりも情勢を見極めたほうが良いでしょう。

 

TOBの発表後は、TOBの価格に株価は近づいていくことが一般的です。

もし、TOBの価格を株価が超えるなら、市場で売ってしまったほうが良いかと思います。

 

マネーゲーム化

上場廃止になる理由の多くは、倒産や民事再生手続きなど、会社の存続が危なったという場合がほとんどです。

このような状況の株を買う人はいないと思われる方もいらっしゃると思いますが、株式投資家の中には、上場廃止が決まった株を積極的に取引する人たちが存在します。

 

上場廃止になった場合、株式市場で株の取引をすることができないため、上場廃止が決まった株を持っている既存の株主は、株の投げ売りをします。

会社が倒産した場合、株主は会社に残っている剰余金の分配を受けることができますが、微々たるものであることが多いです。

 

そのため、株価度外視で一刻も早く手放したい既存の投資家が殺到するのです。

当然、売り注文ばかりなので、株価は中々決まりません。

 

しかし、投げ売りが一巡すると、買い注文が増えてきます。

なぜなら暴落した株を買って、1円でも株価が上昇すれば利益を出せると考える投資家がいるからです。

 

このように、売りと買いが交錯するマネーゲームが、上場廃止が決まった株では起こることがあるのです。

株式初心者の方が、このようなマネーゲームに参加することは危険です。

 

確かに、株価は超安値といえる状況になっていますが、遅かれ早かれ上場廃止になり株式市場で取引することができなくなる銘柄です。

どのタイミングで株価が上昇するかは、プロのトレーダーでも予想するのは難しいですし、上場廃止の日が近づくにつれてプロのトレーダーも株式を売却するので、更に株価が下落する可能性があるからです。

 

まとめ

今回は、株式が上場廃止とは何か、廃止になった場合はどうなるか、説明をしました。

上場廃止になってしまうと、東証などの株式市場で株の取引が出来なくなるなど、さまざまな弊害があります。

 

この記事が、株式の上場廃止の理解を深めるに役に立てば幸いです。

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