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配当貴族・配当貴族指数って何?安定して配当が手に入る銘柄を探すなら重視しべき指数を徹底解説します

配当貴族・配当貴族指数って何?安定して配当が手に入る銘柄を探すなら重視しべき指数を徹底解説します

株式投資をしていると、企業が出している配当を年に1~2回受け取れることがあり、これは投資額を回収するための重要な要素になります。

安定した配当を毎年受け取るためには、経営が安定し、一定の配当を計算できる企業に投資することが最も重要です。

 

その点において優秀な銘柄を見つける際に使われるのが「配当貴族」や「配当貴族指数」といった言葉なので、それぞれがどんな意味を持っているのか知っておきましょう。

 

配当貴族とは一体なにか

配当貴族という言葉だけを聞くと、高額な配当金を受け取って悠々自適な生活をしている投資家の姿を思い浮かべるかもしれません。

しかし投資の世界において、配当貴族という言葉は、安定して増配を続けている「企業」を指す際に用いられています。

 

特にアメリカでは配当貴族を投資対象として有効に活用するスキームが確立されており、25年以上に渡って増配を続ける企業が配当貴族と呼ばれています。

配当は維持するだけでも大変なものですが、アメリカでは合計53銘柄が、25年以上という長期間に渡って増配を継続させているのです。

 

こういった企業に対して投資を行えば、翌年は前年以上の配当が株主に提供される確率が非常に高いため、長期投資を目指す投資家から注目を集めています。

 

日本株にも配当貴族に準ずる指数がある

日本株には、アメリカ市場のように25年連続で増配中の銘柄は全くと言っていいほどありませんが、それに準ずる基準で設けられた配当貴族銘柄があります。

日本株の場合には、25年以上ではなく「10年以上の連続増配」を行っている銘柄が配当貴族として位置付けられています。

 

浮き沈みが激しい日本市場であることを考慮すれば、10年以上という多少緩い条件だとしても、十分に優秀な配当を出す企業として評価して構わないでしょう。

一例としては日本たばこ産業、ローソン、NTTドコモ、東京海上HD、セブン銀行、中国電力といった銘柄が日本版の配当貴族銘柄として扱われています。

 

配当貴族指数について

特にアメリカでは、先に紹介した配当貴族として評価できる銘柄を指数化し、投資を行う際の参考として活用しています。

この数値はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しており、特にS&P配当貴族指数は有名で、国内外において広く活用されている指数です。

 

配当貴族に加えるための条件

配当貴族としてインデックスを構成させる銘柄については、具体的で細かなルールが適用されています。

前提条件としてS&P500の構成銘柄の中から、25年以上連続して増配している銘柄しか、配当貴族としてインデックスに追加されることはありません。

 

特別配当や記念配当は通常の数倍~十数倍という単位の配当金に膨れ上がるため、こういった特殊な配当は増配としてカウントしないことも配当貴族指数の特徴です。

また、会社の規模によって生じる格差を是正するため、浮動株が持つ時価総額が30億ドル以上で、1日あたりの出来高の平均が500万ドル以上の銘柄に制限されています。

 

そしてこの構成は毎年1月末に実施され、増配が止まった銘柄はインデックスから削除され、連続増配が25年以上に達した銘柄はインデックスに追加されます。

 

増配が止まり、構成銘柄が減ったらどうするのか

増配が25年以上続いていること自体がとても珍しいので、景気の変動や業績の悪化によって、一気に配当貴族の銘柄が無くなってしまう可能性も無い訳ではありません。

それでは、もしも連続配当の銘柄が途切れてしまったら、配当貴族指数そのものも消滅してしまうのでしょうか。

 

実は配当貴族指数が消滅することは絶対になく、どんな条件下においても、40銘柄以上のインデックスを維持して指数の算出を続けていくことが決まっています。

もしも25年以上増配中の銘柄が40銘柄を切ってしまった場合には、20年以上の連続増配という条件に軽減され、インデックスに加えられる銘柄を増やしていきます。

 

それでも40銘柄以下にしか構成できなくなってしまったら、今度は配当利回りが高い順にインデックスへ追加されるため、配当貴族がなくなることはありません。

 

構成されている業種に偏りはあるのか

2005年に公表されたデータによると、S&P500配当貴族指数の構成銘柄は53銘柄であり、その中の23.4%がConsumer Staplesで占められています。

Consumer Staplesは「生活必需品」を意味する言葉なので、人間が生活する上で欠かせない消耗品を扱う業種ほど安定して業績を伸ばしていることが分かります。

 

ちなみに、構成銘柄の第2位はIndustrials(資本財)の21.6%、第3位はMaterials(素材)で11.8%なので、やはり人間の暮らしに必要な業種であることは間違いありません。

これは世界的に見ても大差が出ない傾向になるため、一般的な投資術においても、長期投資がどの業種の銘柄に向いているのかのヒントを示す数値として捉えても良いでしょう。

 

なお、S&P500配当貴族指数においては、同一の業種が占める割合が33%以上にならないように調整が行われるため、業種間の偏りが生じにくくなっています。

 

配当貴族指数を用いた投資術

はじめに、アメリカの株式市場は長期的な上昇トレンドの最中にあり、最高値の更新が続いているという強い土台を持っていることを知っておきましょう。

地域によっては景気の悪化が著しいと言われるアメリカ社会ですが、株式市場においては堅調な成長を続けており、日本と同じような社会構造になっています。

 

少なくとも現在は、長期投資との相性が良い地合いになっていますから、その中でも安定して増配を続けている銘柄に投資をすることでリターンを強められる可能性が高まります。

25年という期間の中には、リーマンショックによる動乱期も含まれるので、世界的な景気悪化にも動じない銘柄に投資できることが配当貴族指数を参考にする強みです。

 

日本国内からはファンドへの投資が有効

日本国内から配当貴族指数を重視した投資を行うのであれば、配当貴族指数を根拠に投資を行っているファンドを利用すると便利です。

投資信託やETFの中には、配当貴族指数だけに焦点を当てた商品も登場していますから、こういった商品に投資をすることでリターンを見込むことができます。

 

ファンドを活用すれば、日本国内の配当貴族指数だけではなく、本家であるアメリカの配当貴族指数による投資にも積極的に参加することが可能です。

 

投資先に迷ったら配当貴族を選ぶ

配当の収入を目的とした投資先を自力で選ぶ際、どの銘柄に決定すべきか悩んだら、配当貴族として構成されている銘柄を選びましょう。

国内の銘柄に関しては10年以上の増配と条件が大幅に緩和されていますが、それでも安定した成長を続ける会社の銘柄に絞り込めることは間違いありません。

 

特に投資に慣れておらず、ギャンブル性の少ない企業にお金を預けたいという意思を持つ方には、配当貴族を参考にしながら投資先を選ぶことがおすすめです。

 

まとめ

配当貴族とは、アメリカでは25年、日本では10年以上に渡って増配を続けている銘柄を指す言葉です。

この指数を参考にしながら銘柄選びを行えば、翌年以降も配当で一定以上のリターンを見込める企業だけに絞り込んで投資を行えます。

 

自分自身で銘柄を選んで長期保有することはもちろんですが、ファンドへの投資を通じてリターンを得るという選択肢も有効です。

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