ファンダメンタルズ分析

成長性を見込める!わかりやすい「グロース投資」の解説

成長性を見込める!わかりやすい「グロース投資」の解説

最近は投資と言っても、投資信託やロボアドバイザーのようないわゆる「放置型」が盛り上がりをみせていますが、投資手法は他にもさまざまなパターンがあります。

そんな中でも、今でも圧倒的利益が出るという手法はほんの一握りです。

 

今回は初心者でもわかる「グロース投資」について解説していきます。

最初は優良な銘柄を見つけるだけでも大変ですので、手法について学ぶ余裕がない方でもわかりやすく解説していきます。

 

概要だけでも掴んでおけば、投資がぐっとやりやすくなります。

 

グロース投資の意味とは?

まずは用語の意味から説明しましょう。

「グロース投資」とは、株式投資、投資信託、ロボアドバイザーといった、いわゆる運用手法の一つです。

 

企業の成長性を判断したとき、市場の平均価値よりも大きいと感じた銘柄に投資をするのが、グロース投資です。

バリュー投資で使うPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)の数値が目安よりも高い(もしくは下回っている)場合でも、それ以上に企業が成長すると判断できる企業に投資します。

 

バリュー投資と似たように感じる方もいるかもしれませんが、バリュー投資は「企業価値に対して株価が割安な企業に投資する手法」で、グロース投資は「今後利益を出して成長していくことが期待できる企業に投資する手法」です。

共通している点はどちらも「ファンダメンタルズ分析」で投資をするという点です。

 

ファンダメンタルズ分析は、その企業の分野や業界、健全な経営状態かどうか、その企業の財務諸表などさまざまな観点から包括的にその企業を分析する方法です。

どちらも昔からある投資手法で、シンプル且つ王道です。

 

グロース投資の判断基準

では、どのような銘柄が成長性のある銘柄と判断できるのでしょうか?

ここからは、人によって判断が分かれるところですが、今回は初心者の方に向けて一例を解説します。

 

四季報などで売上高が年々増加傾向にある

まずは初心者でもすぐに実践できる方法として、四季報などで近年の売上高や利益が増加傾向にあるかどうかを調べること、になります。

どの程度を増加している、というかの判断は難しいところでありますが、まずはおおまかに右肩上がりに成長できているかどうかを判断します。

 

ROE

ROE とは「Return On Equity」の略称で、自己資本利益率と日本語では表記されます。

グロース投資だけでなく、株式投資をする上でなくてはならない指標です。

 

ROEの高い企業は株価も上昇しやすい傾向にあるためです。

具体的な算出としては、その企業の当期純利益を自己資本(純資産から新株予約権、少数株主持分を差し引いたもの)で割ったものです。

 

つまり、自己資本でどれだけの利益を占めることができたのかということを示す指標と言えます。

もちろんROEだけで企業を判断することはできませんが、非常に大切な指標です。

 

グロース投資においてこのROEがどの程度の値を取るのか(一般的な目安は10%以上)は一つの判断材料になります。

 

時価総額が低い

こちらもグロース投資においては大切です。

普通に株式を買う場合は低いとリスクになってしまうこともありますが、グロース投資はあくまで成長性を見込んだ投資手法です。

 

つまり、高い株価の企業は、既に評価されているとも解釈することができ、成長するという観点で利益を見込むのはやや難しいと言えます。

株価が低い企業を選ぶのは、やや抵抗があったり、リスクと感じる方もいたりするので、慣れてきてから視野に入れることをおすすめします。

 

証券会社や一般企業が提供するスクリーニングツールを使う

最近では、証券会社などが投資家にあった銘柄をおすすめするような「スクリーニング(ふるいわけ)機能」のついたツールを提供(有料のツールもあり)するようになっています。

ROEの一定の割合以上の企業を見つけ出すことや、PER、PBRなどの条件などさまざまな条件から合致する企業を見つけることができます。

 

注意点としては、そもそも取扱数が少ない証券会社であったり、スクリーニング条件が少なかったりする場合もあります。

ツールによって性能はさまざまなので、いろいろ使ってみて自分に合ったツールを探すことが大切です。

 

グロース投資のメリットとデメリットはあるのか?

それでは、グロース投資のメリットとデメリットには何があるのかを解説していきます。

 

メリット

まずはやはり圧倒的なリターンということが挙げられます。

実際には資産が何倍にもなった例は数多く、短期トレードなどのチャート分析では得られることのないようなリターンが期待できることは最大のメリットです。

 

また、チャート分析などの投資手法のように、一日中ずっとチャートを眺める必要もなく、本業や別のことで忙しくても一度買ってしまえばあとは何年かそのままにしておきます。

もちろん定期的にその企業の業績は確認する必要がありますが、多くても半年に一回程度です。

 

デメリット

では、グロース投資のデメリットはどこにあるのでしょうか。

まずは、すぐに利益は出ないということです。

 

チャートは見なくても良いものの、すぐに利益が欲しいという方はグロース投資には向いていません。

短期・長期の両方をポートフォリオに組み入れることで、堅実な資産運用をすることもできますので、短期的に利益が欲しい場合は基本的にはトレードのような手法の方がおすすめです。

 

さらに、長期的に保有するということはその投資分は資産ではありますが、資金として動かせるものではありませんので、いざ本当に優良企業を見つけたときや、キャッシュが必要になった場合、現金化への判断が問われます。残りの資金を使う必要性も出てきます。

デメリットの二つ目としては、成長が止まってしまったりしたときに、その分株価も大きく下落してしまう可能性が高い、ということです。

 

成長性を見込んだ企業とは言え、イメージ通りに成長する企業は存在しません。

実際に企業の業績が振るわないとき、そもそも市場価値が低めの企業の株を買っていることになります。

 

結果的に株価が暴落して塩漬けになる(株価が下落して売るに売れない状況で意図せず長期保有している状態)こともあります。

これらの点が初心者の方にはやや抵抗があるポイントになりますが、しっかりと意識した上で投資をすれば、ある程度最初の資金配分は考えられますので、そこまでデメリットはないと言えます。

 

まとめ

今回は、初心者の方にもわかりやすくグロース投資とは何かについて解説してきました。

実際に内容を学びますと、そこまで難しいものではありませんが、銘柄選びはその分とても難しく一番労力を使います。

 

成長株かどうかを見分けなければ、利益どころか損失が発生してしまいます。

初心者の方はすぐに投資するのではなく、しっかりと市場の分析やその企業の財務諸表、競合相手などのリサーチができる知識をつける必要があります。

 

しっかりと見つけることができれば、その分のリターンも大きいこともまた事実です。

これをきっかけに、さまざまな投資知識を身につけてリターンを狙ってみてください。

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