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立会外分売って何?メリットとデメリット、参加方法をすべて紹介します

立会外分売って何?メリットとデメリット、参加方法をすべて紹介します

証券会社から立会外分売の案内が届いたり、ホームページに立会外分売についてのお知らせが掲載されていたりすることがありますが、これは一体なんなのでしょうか。

立会外分売はお得に株式を購入するための手法として、投資家であればぜひ覚えておきたい制度です。

 

なぜ立会外分売が行われるのか、立会外分売のメリットは何なのか、どうすれば立会外分売に参加できるのかなど、様々な角度から立会外分売について解説していきます。

 

立会外分売とは何か

株式は通常、ザラ場と呼ばれる東京証券取引所が開いている時間に売買が行われますが、立会外分売は東証が閉まった後の時間帯に行われています。

東証が開いている時間帯のことを「立会」、それ以外の時間帯のことを「立会外」として扱うため、後者の時間帯に行われる取引であることから立会外分売という名前が付きました。

 

立会外分売は、特定の株式の大株主や企業そのものが、市場の株価を大きく変動させる可能性があるほどの株を大量売却するときに行われます。

通常に取引が行われている時間帯に大量の売却をすると、急激な株価の低下や、市場そのものに混乱を招くリスクがあります。

 

そのようなパニック的な要素を避けるため、株価が変動しない立会外に売買を済ませられるようにと作られた制度が立会外分売です。

 

なぜ大量売却が行われるのか

企業や大株主がなぜそれほどの大量売却を行うのかというと、資金確保という意味合いを含む場合もありますが、それ以外のポジティブな理由が潜んでいることもあります。

企業が株を抱え込んでいると、市場に流通する株数が少なくなりますから、株価の変動がしにくくなる上、株主の人数そのものが増えないというデメリットが生じます。

 

多くの人に自社の株を持って欲しいと願う企業が立会外分売に参加するケースも多く、一概に業績が悪いからという理由により立会外分売で投げ売りされる訳ではありません。

 

投資家が立会外分売を利用するメリット

投資家が立会外分売を利用して株を購入する場合、一番のメリットになるのが、市場価格よりも割安な株価で購入できるということです。

一般的に、立会外分売で売り出される株価は3%前後割安に設定されるため、通常のザラ場で購入するよりも安く株が手に入ります。

 

立会外分売により購入した株を、翌日の寄り付きで売却するという単純な作業をするだけでも、利ザヤを稼げる可能性があるという点が強い魅力と言えるでしょう。

また、立会外分売で株を購入する場合には、売買手数料がかからないため、二重でお得になります。

 

指定替えなど、将来性を期待できる理由で立会外分売が行われた銘柄に関しては、長期保有することでさらに株価の上昇に期待できることもメリットと言えるでしょう。

 

立会外分売に潜むデメリット

立会外分売は、売却される株数以上の購入申し込みが行われると、抽選で売却先が決定されることになります。

そのため、抽選で落選してしまうと、株を買いたくても買えないという点が最初に挙げられるデメリットです。

 

抽選により売却されるという制度はIPOと同様なのですが、IPOと比べて利益を上げる難易度が上がることも知っておかなければなりません。

IPOの場合、初めて上場される銘柄なので上場後も投資家の注目が集まりやすく、抽選で買えなかった人が上場後に買い、株価が上がるケースが目立ちます。

 

一方の立会外分売は既に上場済みの銘柄が対象になるので、注目されにくく、買いが集まりにくいという欠点があるのです。

立会外分売で購入した多くの投資家が、翌日の寄りで大量の売却を試みようとすると株価が急落し、立会外分売での購入価格を下回る可能性もあります。

 

立会外分売に参加する方法

立会外分売は連日行われている訳ではなく、不定期で実施されるものですから、まずは立会外分売の有無を定期的に確認しておきましょう。

証券会社のホームページにログインして、立会外分売と書かれている場所に銘柄の情報が記載されていれば、買付を申し込みことができます。

 

ここからは通常の取引と同じように、購入したい株数を入力して、発注するだけで立会外分売に参加することが可能です。

ただし立会外分売では、必ずしも自分が希望する株数を購入できる訳ではなく、購入できる株数に上限が設けられていることが多いことも覚えておきましょう。

 

注文を行うと、この時点で証券口座に預けているお金から購入にかかる費用が差し引かれることが一般的です。

もしも抽選が行われ、残念ながら落選してしまったという場合には、立会外分売の抽選終了後に支払ったお金が払い戻されるので安心してください。

 

立会外分売に当選したら

立会外分売に当選すると、分売が実施される日付で株式が引き渡され、その当日のザラ場から好きなように売買ができるようになります。

立会外分売で購入した株価よりも、当日の寄り付けで付く株価のほうが高いという場合には、すぐに売却すれば差額の利益を確保することができます。

 

立会外分売で購入する際には売買手数料がかかりませんが、売却時には売買手数料が通常通りに請求されますから、この点には注意しておきましょう。

 

立会外分売で儲かる確率は高い?低い?

立会外分売で儲かるかどうかは、その銘柄自体の将来性や、日経平均株価などベースとなる地合いによって左右されます。

例えば2019年10月には、合計で6銘柄の立会外分売が行われましたが、その全てが分売の価格よりも分売日の始値のほうが高いという結果が出ました。

 

一方で2018年10月の結果を見てみると、分売が行われた4つの銘柄のうち、分売価格を分売日始値が上回ったのは2銘柄に止まっています。

全体的に見れば、立会外分売は得をできるチャンスが多い制度ではありますが、勝率を高めるためには、市場の流れそのものを読む必要があると言えるでしょう。

 

また、利益を出せる銘柄を立会外分売の中から厳選する際には、分売される目的や出来高を確認しておくことがおすすめです。

分売の目的がポジティブなものであれば、投資家からの売りが限定的になり、株価が崩れにくくなります。

 

一方で最近の出来高が極端に少ない銘柄の場合、分売で購入した投資家が一気に売却を試みると大幅な値下がりを招き、損をしてしまう可能性が高くなります。

 

コツコツ稼ぐならチャンスは大きい

それでは、立会外分売で利益を出すことに成功した場合、どの程度の金額を稼ぐことができるのでしょうか。

分売当日の株価が分売価格を上回る場合、その騰落率はおよそ1~3%程度で推移することが一般的です。

 

仮に500円で分売された銘柄が騰落率+3%で売却できたとすると、1,000株の売買で15,000円の利益を出せるという計算になります。

このことから、立会外分売では、同じ抽選制度を用いたIPOと同じような利益を出すことは難しいと言わざるを得ません。

 

しかしIPOよりも当選の確率は高いので、少ない利ザヤをコツコツ稼いで儲けたいと考えている投資家であれば、チャンスが大きい制度と言えるでしょう。

 

まとめ

立会外分売は、企業や大株主が何らかの理由で株式を大量売却する際に利用される、東証の取引時間外に行われる特殊な売買方法です。

投資家にとっては市場価格よりも安く株を購入できることがメリットであり、抽選に申し込んで分売当日の寄りで売るというだけで利ザヤを稼ぐチャンスがあります。

 

立会外分売のメリットとデメリットをしっかり確認して、取引にチャレンジしてみましょう。

 

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