期間別投資手法

ポジショントレードとは?利点や欠点を紹介し、この手法に向いた投資家のタイプを紹介します

ポジショントレードとは?利点や欠点を紹介し、この手法に向いた投資家のタイプを紹介します

中長期的な単位で売買を繰り返す手法として、投資家の間で用いられているのが「ポジショントレード」になります。

ポジショントレードとは具体的にどのような売買方法で、どんなメリットとデメリットを挙げることができるのでしょうか。

 

ポジショントレードの基本に触れながら、具体的に利ザヤを生むための手法や注意点を紹介し、ポジショントレードの魅力について解説していきます。

 

ポジショントレードとは何か

ポジショントレードは、株を購入してから数週間~数ヶ月という期間に渡って保有し続け、適切なタイミングで売却するという流れを繰り返す手法を示す言葉です。

株を保有している期間が長いぶん、利益が出た場合にはリターンが大きく、損益が出た場合にはリスクが大きくなることがポジショントレードの特徴となっています。

 

一度に一つの銘柄だけを購入するのではなく、保有銘柄を入れ替えながら売買をする投資家が多いため、ポジショントレードという名前が付いたと考えられています。

 

ポジショントレードとスイングトレードの違い

ポジショントレードと似た手法としてスイングトレードがありますが、この2つの決定的な違いは、株を保有する期間の長さになります。

ポジショントレードは数週間~数ヶ月単位の取引を行うことが基本ですが、スイングトレードは数日~数週間以内には手仕舞いにすることが一般的です。

 

半年先程度までの値動きを予測して売買するのがポジショントレード、それよりも短いスパンで利ザヤを稼ぐのがスイングトレードだと考えると良いでしょう。

 

ポジショントレードのメリット

ポジショントレードでは、ザラ場中の株価変動による影響を考慮する必要がありませんから、日中に仕事をしている方にも向いた株式投資になります。

瞬時の判断で売買を決断せずに済むこともメリットで、株に慣れていない方や、パソコン操作が苦手な方でも参入しやすい手法でもあります。

 

売買の機会は1つの銘柄につき数週間~数ヶ月で2回までなので、証券会社に支払う売買手数料を抑えられることもポジショントレードのメリットです。

 

その他の手法と比べて利ザヤを稼ぎやすい

デイトレードやスイングトレードの場合、株価が大きく変動するよりも前に売買を完結させるため、稼げる利ザヤは限定的なものになります。

一方のポジショントレードは、一度の売買にかける期間がデイトレードやスイングトレードよりも長いため、利ザヤを稼ぎやすいことがメリットです。

 

一時的な問題で株価を急落させた銘柄でも、数ヶ月という単位で見れば株価を回復させることがあるため、逆張りで利益を出したい方にもポジショントレードが向いています。

 

配当や株主優待を取得しやすい

株式投資の魅力の一つとして配当や株主優待がありますが、これを目的に権利確定日を境に売買を行うと、株価の急落に巻き込まれるリスクがあります。

しかしポジショントレードは、そういった株価の上下動を見越しながら取引ができるので、配当や株主優待を取得しても肝心の株価変動で損をするリスクを減らすことが可能です。

 

例えば権利確定直後の株価低迷を狙って購入し、半年後に訪れる権利確定直前の需要増に合わせて売却するという手法を取ることもできるようになります。

 

ポジショントレードのデメリット

ポジショントレードでは、株式を保有する期間が長くなるぶん、その間に株価に悪影響を与える問題が起きる可能性が高まってしまいます。

保有する銘柄そのものに悪い要素がなくても、海外の市場全体が株価を下げたり、為替に大幅な変動が起きたりすると、資産を大きく失うリスクがあるのです。

 

保有する銘柄の企業が予想外に業績を悪化させたりした場合にはもろに影響を受けますから、ポジショントレードはハイリスク・ハイリターンな取引とも言えます。

 

ロスカットのタイミングを選びにくい

ポジショントレードでは、株価の下げ止まりに期待して、敢えて株価が低迷しているタイミングを狙って購入することもあります。

そこから思惑通りに株価を反転させれば良いのですが、そのまま株価が下がり続けた場合、予めルールを決めておかなければ出口を見つけることができません。

 

一度株価が上昇して利益を出せていても、そこから反落して徐々に価値を落としているという状況でもポジショントレードの弱点が出ます。

早いタイミングで利益を確定させるのか、それともさらに上昇するまで待つのか、チャートを正確に読まなければ利益を出すことは難しくなってしまうのです。

 

資金が少ない方にとって不利

投資資金が1,000万円あるという場合なら、1つの銘柄に100万円を投じても残金に余裕があり、他の銘柄にも触手を伸ばすことができます。

しかし100万円の予算しか用意できない投資家の場合、100万円分の投資を行うと、売却するまでの間に別の株を買う資金を持つことができません。

 

より良い条件の銘柄を見つけられた場合、資金が少ないと今持っている株を意図しないタイミングで売却する必要に迫られてしまいます。

結果として大きな利ザヤを取り逃してしまうという可能性も生じますから、ポジショントレードは資金が少ない方にとって不利な手法と言えるでしょう。

 

ポジショントレードを用いた投資術

緩やかな上昇を続ける銘柄に投資する

ポジショントレードを用いた投資術として特におすすめできるのが、一日に数円ずつ緩やかに株価を上げているような安定した銘柄への投資です。

デイトレードでは全く旨味がなく、スイングトレードでも利ザヤを稼ぎにくい銘柄ですが、ポジショントレードで中長期の保有を行えば大きな利益に繋がります。

 

一週間で平均10円上昇する地味な銘柄でも、同じ成長を1ヶ月続ければ40円以上の値上がりになり、それを6ヶ月繰り返すと1株あたり240円の利益を出せるのです。

 

底値圏からの反発を狙う

株には底値というものがあり、一定の株価にまで低下すると、そこから反発して元の価格に戻っていくという性質を持っています。

過去1年ほどのチャートを確認して、底値圏にあると考えられる銘柄を見つけたら、反発を期待してポジショントレードを仕掛けましょう。

 

数週間や1ヶ月程度では株価が上がらなかったとしても、数ヶ月の間には揉み合いが収まり、上昇トレンドへと移っていく可能性が高くなります。

 

ポジショントレードに向いているのはこんな人

ポジショントレードは、一時の値上がりや値下がりに対して敏感に反応する手法ではありませんから、気長に株を動かしたいという投資家には特に向いています。

同時に複数の銘柄を売買したほうがリスクを管理しやすいため、投資資金を多く用意できる人物ほどポジショントレードに向いているとも言い換えられるでしょう。

 

そして、チャートを見ながら売買のタイミングを模索する手法であるため、チャートを読む力や社会情勢を見極める力に自信がある方にもポジショントレードがおすすめです。

 

まとめ

ポジショントレードは中長期間に渡って株式を保有し続ける手法であり、スイングトレードよりも保有期間が長いことが特徴的です。

一つの銘柄を長く保有するぶん、社会情勢の変化や業績悪化のリスクは抱えますが、好条件が重なれば多額のリターンを得られるチャンスが多い手法でもあります。

 

チャートの読み方や国際情勢の見通しに自信がある方や、投じられる資金が多い方には、特にポジショントレードの活用がおすすめです。

 

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