テクニカル分析

レンジ相場とは?わかりやすい見分け方や売買のポイント・注意点を詳しく解説

レンジ相場とは?わかりやすい見分け方や売買のポイント・注意点を詳しく解説

相場においてのチャートの動きには、単に上昇や下落だけではなく、方向が定まらずに迷っている状態のレンジ相場というものがあります。

そして、そのレンジ相場をしっかり見極めることで、勝ちに結び付く可能性十分に考えられます。

 

そこで今回は、レンジ相場とはどのようなものか、また、レンジ相場を見分ける方法や売買のポイント、注意点などについて解説します。

 

レンジ相場とは?

レンジ相場とは、同じ値幅を行ったり来たりしている状態で、一定のレンジ(range=範囲)の中で動いている相場のことです。

まるで箱の中に閉じ込められたような相場という意味でボックス相場とも呼ばれ、ほかにも、往来相場や持ち合い相場などと言われることがあります。

 

そのレンジ相場をチャート上で見ると、ローソク足の陰線と陽線が交互に出現しつつ方向性を迷っている状態で、その幅が狭ければ狭いほど市場参加者が少ない状況であることがわかります。

また、レンジ相場は、株価に影響を与えるようなニュースや材料がないときに発生することが多いのも特徴です。

 

レンジ相場を見分ける方法

相場には、上昇トレンドと下降トレンド、レンジ相場の3つのパターンがあります。

そして、トレンド相場とレンジ相場の割合はおおよそ7:3程度であると言われるほど多くの場合がレンジ相場ですので、チャートを見れば、おおよその範囲でレンジ相場か否かを見分けることはできるでしょう。

 

しかし、この3つのパターンを具体的に表現すると、まず長期的に見たときに、その波の山が前の山よりも高く、かつ谷も前の谷より高い位置にあり、全体的に右肩上がりのものを上昇トレンドと言います。

そして、長期的に見たときにその波の山が前の山よりも低く、かつ谷も前の谷よりも低い位置にあり、全体的に右肩下がりのものが下降トレンド、上昇や下降を繰り返しつつもはっきりとした動きを見せないのがレンジ相場です。

 

一般的に、このレンジ相場で上値抵抗線を上抜ければ上昇的トレンドに入り、下値支持線を下抜ければ下降トレンドに入ることが予想されますので、レンジ相場はその判断をするための重要なポイントとも言えます。

そこで、ぜひ指標を活用してみてください。

 

レンジ相場は移動平均線を活用して見分ける

移動平均線は、一定期間の相場の終値を平均して結んだ線であり、相場の全体的な傾向がわかりやすい指標ですので、レンジ相場を見分ける方法として活用されています。

見分け方としては、移動平均線が狭い範囲内で上下している状態はほぼ確実にレンジ相場であると判断できます。

 

また、数種類の時間足の移動平均線を表示している場合には、それらがみ合っていればレンジ相場であり、きれいに並んでいればトレンド相場と分析することができます。

きちんと見極めることがその後の判断に影響してきますので、正しく見極めるよう意識しておきましょう。

 

レンジ相場の売買は三角持ち合いがポイント

では、レンジ相場での売買タイミングについて見ていきましょう。

レンジ相場では、レンジが狭いときを除き、底値で買いが基本であると言われていますが、出来高を伴ってボックスの上限を上抜けた場合は上昇トレンド入りと予想されます。

 

そして、レンジ相場で多く出現し、重要視されているのが三角持ち合いというパターンです。

 

三角持ち合いとは?

三角持ち合いとは、値動きが少なくなるに伴い、相場の進行方向に向かって形成される三角形のチャートのことで、その後ブレイクする方向を予測するために重要なものです。

その種類には、大きく分けて「対称形」「上昇形」「下降形」の3つがあります。

 

対称形とは、先細りの方向が横に伸び、上下が対称となる三角を形成しているパターンで、持ち合い前が上昇トレンドであればブレイク後は上放れ、下降トレンドであればブレイク後は下放れすると予想されます。

また、上昇形は、先細りの方向が上向きに伸び、徐々に右斜め上を頂点となる三角を形成しているパターンで、ブレイク後は上放れする可能性が高いと言えるでしょう。

 

そして下降系は、先細りの方向が下向きに伸び、徐々に右斜め下を頂点とする三角を形成しているパターンで、ブレイク後は下放れする可能性が高いとされています。

レンジ相場で三角持ち合いが現れた場合、いち早く気付くことでその後のトレンドを予測することができますので、ぜひ見逃さないように注意しておいてください。

 

レンジ相場の注意点

最後に、レンジ相場の注意点をまとめておきましょう。

基本的に下値支持線に近くなれば買い、上値抵抗線に近くなれば売りという判断になり、これを繰り返すことがレンジ相場で利益を出すポイントなのですが、ときにこのリズムが崩れてしまうケースがあります。

 

それが、もみ合い放れと呼ばれるパターンです。

もみ合い放れとは、レンジ相場を抜け出してブレイクアウトするということなので、レンジ相場を見越した基本的な投資法だけでは大きなマイナスを生む可能性も否定できません。

 

そこで有効なのが、逆指値です。

逆指値とは、値段を指定して出す注文方法で、株価が予想に反して動きを見せた際の損切りに有効とされています。

 

たとえば、150円のときに購入した株式に対し、130円の条件で逆指値の注文を出したとすると、万が一株価が急に下落したとしてもあらかじめ指定した130円の時点で自動的に売り注文が発注されるというものです。

保険をかけると言えばわかりやすいかと思いますが、大きな損失を未然に防ぐためには有効な手段でもありますので、レンジ相場を見越した投資をする方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

今回は、レンジ相場についてお伝えしました。

レンジ相場は、ただ方向性が定まらずに停滞している状態ではなく、その後のトレンドに向けてエネルギーを蓄えている状態でもあります。

 

勝ちを手に入れるためには、まずレンジ相場を正しく見極め、その後の動きをより早く察知できるよう、三角持ち合いなどのパターンに注意して動向のサインを見逃さないようにしてください。

また、万が一に備えるという意味で、逆指値の活用なども検討してみてはいかがでしょうか。

-テクニカル分析

Copyright© 寿司株.jp , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.