テクニカル分析

RSIとは?見方や活用方法、注意点をわかりやすく解説

RSIとは?見方や活用方法、注意点をわかりやすく解説

RSIは、株の買われすぎや売られすぎの状態を判断するためのテクニカル指標として活用されており、1本のラインで表されることから、とてもわかりやすく人気のあるテクニカル分析の一つです。

相場の売買タイミングに向けて準備を行うことができるので、ぜひ知っておきたい指標の一つでもありますが、予測外のことも起こり得るため注意が必要です。

 

そこで今回は、RSIとはどのようなものか、基本的な見方や活用方法、注意点などについてお伝えします。

 

RSIとは?

RSIとは、オシレタ系のテクニカル分析の代表格とも言えるもので、「Relative Strength Index」の略です。

これは、パラボリックやDMI、ピボットなど、数多くのテクニカル指標を生み出したアメリカの証券アナリスト、J.W.ワイルダによって開発されたもので、相場が買われすぎなのか、または売られすぎなのかを数値化した指標として活用されています。

 

その数値は0~100%で表され、中央値の50%を上回って100%に近いほど買いが強く、50%を下回って0%に近いほど売りが強いことをわかりやすく分析できるのが特徴です。

 

RSIの計算方法と見方

では、RSIの計算方法を簡単に確認しておきましょう。RSIは、次の計算式で算出することができます。

 

RSI(%)=(n日間の値上がり幅の合計)÷(n日間の値上がり幅の合計+n日間の値下がり幅の合計)×100

 

期間については、日足の場合には9日・14日・22日・30日、週足の場合には9週・13週・26週が多く用いられますが、さらに長く設定することもあります。

このRSIの値は決して0%以下になることも100%以上になることもありません。

 

そのため、0%に近付けば売られ過ぎと判断できるので、その後はRSIは上がることが予測されます。

逆に、100%に近付けば買われ過ぎと判断できるので、その後はRSIは下がるだろうと予測されます。

 

RSIの予測を基に売買タイミングを判断するということになります。

 

RSIの活用法

それでは、RSIの活用方法を具体的にお伝えしていきましょう。

一般的に、RSIが70%以上であれば買われすぎ、30%以下であれば売られ過ぎであると判断されることが多いのですが、投資家によっては80%以上で売り・20%以下で買い、または75%以上で売り・25%以下で買いなど、それぞれの基準を設けているケースもあります。

 

また、銘柄によっては年間を通じてほぼ売買サインが出ない安定したケスもありますので、その場合はRSIの設定期間を変更してみるとよいでしょう。

たとえば、9日で設定した場合は、22日で設定した場合と比べると売買サインの回数が多くなることがあるなど、揺れ幅の変化が期待できるためです。

 

銘柄に合わせて設定期間を変更することもポイントの一つだと考えておいてください。

 

RSIによる分析が適しているのはレンジ相場

相場が上昇しているときに売る、もしくは相場が下落しているときに買うという売買方法は「逆張り」と呼ばれ、相場が上昇しているときに買う、もしくは相場が下落しているときに売る売買方法は「順張り」と呼ばれます。

そして、RSIは逆張り型の売買シグナルを利用しているため、底値圏での買いや天井圏での売りに対応できることがメリットとされています。

 

そして、大きなトレンドのないレンジ相場での売買タイミングが判断しやすいのが特徴です。

たとえば、RSIが30%以下もしくは70%以上を取るなど上下どちらかに大きな値を示した場合、レンジ相場が続くようであれば、逆方向に動く可能性は高いと分析することが可能です。

 

レンジ相場とは、同じ値幅を行ったり来たりしている状態で、一定のレンジ(range=範囲)の中で動いている相場のことで、株価に影響を与えるようなニュ
スや材料がないときに発生することが多いとされています。

このようなレンジ相場でこそ、RSIが正確に機能できる状態であることを、ぜひ覚えておいてください。

 

注意点

では、RSIの注意点について見ていきましょう。

 

RSIはトレンド相場ではしづらい

RSIは、レンジ相場では力を発揮できるものの、相場が上昇トレンドまたは下降トレンドにあるときは正確に機能しません。

これは、大きな上昇トレンドの場合、買われ過ぎのサインが出てもその後さらに上昇する場面や、強い下落トレンドで売られ過ぎのサインが出てもその後さらに下げ続ける場面があるためです。

 

この場合、売買タイミングを見誤ってしまうこともあるため、トレンド相場ではRSIは有効ではないことを認識しておきましょう。

 

ダイバジェンスにも注意が必要

ダイバジェンスとは、実際の値動きが直近の高値を更新しているのにもかかわらず、RSIが高値を更新していない、もしくは実際の値動きが直近の安値を更新しているのにもかかわらず、RSIが安値を更新していないなど、実際の値動きとRSIの動きが逆行してしまう現象のことです。

ちなみに、上昇トレンドでダイバジェンスが起きた場合、その後に株価の下落が予想されるため「弱気のダイバジェンス」と言い、下降トレンドでダイバジェンスが起きた場合、その後に株価の上昇が予想されるため「強気のダイバジェンス」と言います。

 

いずれの場合も、SRIの指標だけで判断すると危険ですので注意しておきましょう。

 

まとめ

今回は、RSIについてお伝えしました。RSIは、株の買われすぎや売られすぎの状態を判断できる、わかりやすくて人気の指標です。

しかし、これが正確に機能するのはレンジ相場。

 

トレンド相場では正確に機能しないことに注意しておきましょう。

また、実際の値動きとRSIの動きが逆行するダイバジェンスが起きている際にも、SRIだけを指標にしていると危険です。

 

RSIによる分析を最大限に活用できるよう、その数値だけにとらわれず、ほかのテクニカル分析を併用することで全体をしっかり見渡すようにしていきましょう。

 

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