日本の株式市場の種類

札証アンビシャス市場とは?北海道・札幌の代表企業について徹底解説

札証アンビシャス市場とは?北海道・札幌の代表企業について徹底解説

札証アンビシャス市場が開設されている札幌証券取引所は、東京証券取引所に次ぐ国内2位の株式市場となっています。

札証アンビシャス市場には、「結果にコミット」というキャッチコピーでお馴染みの、ライザップグループが上場していることで広く知られています。

 

 

ここでは、札証アンビシャス市場の概要や特徴、新興市場であるマザーズ・ジャスダック・名証セントレックスとの違いについて抑えた上で、札証アンビシャス市場の代表企業について解説していきます。

 

 

札証アンビシャス市場とは?

札証アンビシャス市場は、札幌証券取引所に開設されている新興企業向けの株式市場です。

札幌証券取引所は、2017年に年間売買代金が3,335億円となったことから、名古屋証券取引所を抜いて、東京証券取引所に次ぐ国内2位の株式市場となっています。

 

 

とくに、札証アンビシャス市場には、フィットネス事業で成長する【2928】ライザップグループが上場していることで知られており、札幌証券取引所の取引量はライザップグループが9割前後を占めています。

 

 

札幌証券取引所の取引時間は、前場が9時~11時30分まで、後場が12時30~15時30分までとなっており、東京証券取引所よりも大引け時間が30分長くなっていることが特徴です。

 

 

札証アンビシャス市場とマザーズ・ジャスダック・セントレックスの違い

札幌証券取引所の札証アンビシャス市場以外の新興市場としては、東京証券取引所のマザーズ・ジャスダック、名古屋証券取引所の名証セントレックスがあります。

札証アンビシャス市場とマザーズ・ジャスダック・名証セントレックスの違いをまとめると、次の表のようになります。

 

 

札証アンビシャス マザーズ ジャスダック 名証セントレックス
対象企業 北海道に関連のある企業 基準なし 基準なし 基準なし
上場基準(時価総額) 条件なし 10億円以上 50億円以上 3億円以上
上場銘柄数(※) 9銘柄 302銘柄 711銘柄 12銘柄

※上場銘柄数は2019年11月時点。

 

 

札証アンビシャス市場と他の新興市場の違いについて、詳しく見ていきましょう。

 

 

対象企業の違い

マザーズ・ジャスダックには、東京以外の企業であっても上場可能です。

名古屋に所在する名証セントレックスも、名古屋以外の企業であっても上場可能となっています。

 

 

一方、札証アンビシャス市場は、北海道の新興企業を育成するために開設された新興市場であることから、「北海道に関連のある企業」しか上場できません。

 

ただ、「北海道に関連のある企業」といっても、本社が北海道に置いてあることは条件ではなく、札証アンビシャス市場に上場しているライザップグループは、本社を東京都に置いています。

札証アンビシャス市場の北海道縛りは、形骸化している条件となっていることがたびたび指摘されています。

 

 

上場基準の違い

新興企業が株式市場に上場する際に大きな壁となって立ちはだかるのが、時価総額基準です。

時価総額とは、発行株式数×株価で計算されるもので、株式市場において、その企業の価値を示すもっとも重要な指標です。

 

 

未上場企業の場合は、推定される株価によって算出されます。

代表的な新興市場であるマザーズに上場する場合には時価総額10億円以上、ジャスダックに上場する場合には時価総額50億円以上あることが条件となります。

 

 

上場基準が緩いとされる名証セントレックスに上場する場合にも、時価総額3億円以上が条件です。

一方、札証アンビシャス市場では、時価総額基準を設けていません。

 

 

新興企業が株式上場をする際に、もっとも大きな壁となる時価総額基準がないことから、札証アンビシャス市場は上場難易度がもっとも低い新興市場であると言えます。

 

 

上場銘柄数の違い

2019年11月時点の上場銘柄数を見てみると、マザーズは302銘柄、ジャスダックは711銘柄である一方、札証アンビシャス市場は9銘柄、名証セントレックスは12銘柄となっています。

札証アンビシャス市場は、上場基準が緩いことがメリットである反面、銘柄数は低迷しているというのが実情です。

 

 

そもそも、新興企業が上場する目的は、資金調達と上場による知名度上昇の2つが主となります。

札証アンビシャス市場は、取引量・知名度ともにマザーズ・ジャスダックに大きく劣っているため、企業にとっては上場するメリットが薄く、上場銘柄数が低迷してしまうのは仕方がないことだと言えます。

 

 

【2019年11月最新版】札証アンビシャス市場の上場企業一覧

2019年11月現在、札証アンビシャス市場には9銘柄が単独上場しています。

全9銘柄の業種(セクター)と主要事業について抑えておきましょう。

 

 

銘柄コード 企業名 業種 事業内容
1449 FUJIジャパン 建設業 外壁材の製造販売、リフォーム事業
2137 光ハイツ・ヴェラス サービス業 高級有料老人ホームを展開
2172 インサイト サービス業 北海道で広告代理店を運営
2928 ライザップグループ サービス業 フィットネスジム「ライザップ」を展開
2976 日本グランデ 不動産業 北海道でマンション・戸建て・賃貸を手掛ける
3136 エコノス 小売業 北海道で古書店・中古家電店を展開
3802 エコミック 情報・通信業 給与計算代行アウトソーシングを手掛ける
3849 日本テクノ・ラボ 情報・通信業 独立系ソフト開発会社
3977 フュージョン 情報・通信業 マーケティング専業のコンサル会社

 

 

札証アンビシャス市場の代表企業をピックアップ!

札証アンビシャス市場の代表企業を抑えておきましょう。

 

札証アンビシャス市場の代名詞!【2928】ライザップグループ

「結果にコミット」というキャッチコピーでもお馴染みの【2928】ライザップグループは、札証アンビシャス市場のみならず、札幌証券取引所を代表する銘柄です。

同社の取引量だけで、札幌証券取引所の売買代金の9割以上を占めていることで知られています。

 

 

ただ、ライザップグループのフィットネス事業は成長しているものの、M&Aに失敗したことから、業績・株価ともに低迷しています。

今後の動向にはやや注意が必要です。

 

 

札証アンビシャスの2番人気銘柄!【3849】日本テクノ・ラボ

札証アンビシャス市場でライザップグループに次いで取引量が多くなっているのが、IT企業の【3849】日本テクノ・ラボです。

同社は、制御用プリンターやセキュリティ分野に強い独立系ソフト会社として知られており、2019年に入ってからは3倍近い上昇となっています。

 

 

ただ、同社は札証アンビシャス市場でライザップグループに次ぐ取引量を誇るとはいっても、ライザップグループの100分の1程度に過ぎないということが現実です。

 

 

たとえば、2019年11月12日付の1日の売買代金を見てみると、ライザップグループの売買代金は1日2.40億円となっている一方で、日本テクノ・ラボの売買代金は1日462万円に過ぎません。

札証アンビシャス市場において、ライザップグループがいかに大きな存在感を誇っているのかがわかるかと思います。

 

 

まとめ

ここでは、札証アンビシャス市場の概要やマザーズ・ジャスダック・名証セントレックスとの違い、札証アンビシャス市場に上場している代表企業について解説してきました。

札証アンビシャス市場は、【2928】ライザップグループが1強となっている株式市場です。

 

 

売買代金で見ると、単独上場している全9銘柄の内、ライザップグループが90%以上を占めており、その他の8銘柄は1%程度となっています。

投資を行う上では、札証アンビシャス市場の代表企業=ライザップグループと認識しておくようにしましょう。

-日本の株式市場の種類

Copyright© 寿司株.jp , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.