証券アナリスト

証券分析専門家への登竜門!証券アナリスト試験の難易度について詳細解説。

証券分析専門家への登竜門!証券アナリスト試験の難易度について詳細解説。

証券分析の仕事に就くためには「証券アナリスト」の資格を保有していることが前提となってきます。

証券アナリストの資格を得るには、試験に合格しないといけません。

 

今回は、証券アナリスト試験の概要や試験科目、難易度などの基本情報をまとめていきます。

 

証券アナリスト試験の概要

証券アナリスト試験は、日本証券アナリスト協会(The Securities Analysts Association of Japan)が実施しています。

証券アナリストの資格を取得するためには、試験に加えて、協会が作成している「通信講座」の受講が必須となっています。

 

以下、証券アナリストの資格を得るまでの流れです。

第一次レベル
通信講座+試験

↓3科目合格

第二次レベル
通信講座+試験

↓4科目合格

実務経験3年

証券アナリスト資格取得

 

それでは、それぞれの段階の詳細を見ていきましょう。

 

第一次レベル

第一次レベル口座は、証券アナリスト資格を取得するために、一番初めに受講する講座となります。

学習科目は3科目に分かれており、証券分析で必須となる知識を学んでいきます。

 

通信講座では、専用の講座テキストを使って学習を進めていきます。

講座申込みの際に開設するマイページにて、練習問題が公開されており、テキストの理解度を確かめることもできます。

 

学習する3科目の内訳は以下の通りです。

・証券分析とポートフォリオ・マネジメント
・財務分析
・経済

 

証券分析とポートフォリオ・マネジメントは「計量分析と統計学」「ファンダメンタルズ分析」「個別資産(株式や債券等)の分析・評価」「ポートフォリオ・マネジメント」の4つの領域で構成されています。

証券アナリスト教育科目の中でも大きなウェイトを占める科目です。

 

財務分析の科目では、損益計算書や貸借対照表などの財務諸表から、企業の活動状況を読み取る手法を中心に学習していきます。

財務諸表の読み取りでは、会計学の知識が必要になってくるので、必要に応じで補強しておく必要があります。

 

経済の科目では、マクロ経済学(金融財政と国際経済学を含む)とミクロ経済学の2つの領域で構成されています。

経済学の知識は、証券分析とポートフォリオ・マネジメントの内容を理解する上で、基盤となる部分ですので、こちらの科目で知識の拡充を図ります。

 

受講者によっては予備知識をもっている方もいるので一概には言えませんが、上記科目の中では「証券分析とポートフォリオ」が最もボリュームがあり、学習時間を多くとる必要があります。

学習量の比率としては、

 

証券分析とポートフォリオ・マネジメント:財務分析:経済=3:1:1

が目安となります。

 

試験時間は以下の通りです。

・証券分析とポートフォリオ・マネジメント→180分
・財務分析→90分
・経済→90分

 

試験時間を見ても、証券分析とポートフォリオ・マネジメントのウェイトが重いことが分かりますね。

 

第二次レベル

第二次レベルでは、第一次レベルの学習内容を踏まえて、より高度な内容を学習していきます。

第一次レベルが、基礎的な内容が多かったのに対して、第二次レベルは、実務的応用力、分析力、判断力を養っていきます。

 

科目は、以下の4つから構成されています。

・証券分析とポートフォリオ・マネジメント
・コーポレート・ファイナンスと企業分析
・市場と経済の分析
・職業倫理・行動基準

 

「証券分析とポートフォリオ・マネジメント」に関しては、扱う分野自体は第一次レベルと変わりませんが、内容がより高度になります。

第一次レベルの「財務分析」は、第二次レベルでは「コーポレート・ファイナンスと企業分析」という名称に変わります。

 

財務諸表の分析に加えて、新しく「コーポ―レート・ファイナンス」と呼ばれる、企業内財務の領域が加わってきます。

第一次レベルの講座の「経済」科目は、第二次レベルでは「市場と経済の分析」に名称が変わります。

 

こちらも、より高度な経済理論を扱い、市場分析のスキルを高めていくことが狙いです。

第二次レベル講座でも、「証券分析とポートフォリオ・マネジメント」が最も学習量が多くなります。

 

各科目のおおよその学習量の比率は、証券分析とポートフォリオ・マネジメント:コーポレート・ファイナンスと財務分析:市場と経済の分析=3:1:1

となっています。

実際の試験時間は、午前・午後合わせて420分となっており、このうち60分が職業倫理・行為基準にあてられ、残りの360分を3科目で分け合う形です。

 

実務経験の具体例

第二次レベルに合格したら、次に3年間の実務経験を積むステップに入ります。

実務経験の具体例は以下の通りです。

 

・金融機関における資産運用、証券投資相談業務(個人顧客、法人顧客とも含む)
・金融機関等におけるリサーチレポートの作成
・証券、債権、株式、不動産への投資業務
・債券、株式等発行による資金調達業務
・法人向け投融資、並びに与信審査
・金融機関等における金融関連商品のITシステム開発
・経済、産業、金融に関する調査、分析業務
・事業会社における財務管理、分析、企画業務
・IR業務
・監査法人における監査業務

 

これらの実務経験を積むことで、晴れて証券アナリストとなることができます。

 

検定会員補について

証券アナリスト第二次レベル合格後、実務経験が3年未満の間は「検定会員補」というポジションを得られます。

検定会員補になると、自身の名刺に検定会員補であることを記載でき、証券分析の技能が一定水準以上であることを証明できます。

 

近年、証券会社を始める金融業界では、証券アナリストの資格を高く評価するところが多くなり、検定会員補であることが就職、転職の際の大きなアピールポイントとなっています。

以下、検定会員補になることで得られるメリット一覧です。

 

・機関紙「証券アナリストジャーナル」の毎月送付
・証券アナリストジャーナルの論文ダウンロード(無料)
・IRミーティング/工場、研究所見学会への参加(無料)
・講演会、セミナーへの参加(割引価格)
・日本証券アナリスト大会への参加(無料)
・講演会、セミナーの要旨閲覧(無料)
・講演会、セミナー等動画配信閲覧(割引価格)
・プライベートバンカー(PB)資格試験の受験量の割引
・あっせん図書の購入(割引価格)
・継続学習のクレジット登録が可能(マイページ取得者のみ)

 

証券アナリストの資格保持者とほぼ同等の特典が得られるので、第二次試験まで合格したら検定会員補への登録を忘れないようにしましょう。

 

まとめ

証券アナリストの試験は、第一次レベルと第二次レベルで構成されています。

第一次レベルは基本的な内容を学ぶため、初学者でも取り掛かりやすい内容となっています。

 

第二次レベルのなると、第一次レベルの内容を踏まえた応用分野を扱うため、難易度が上がっていきます。

両レベルともに、通信講座を受講した上で試験を受けることができるので、他の資格試験の勉強よりも計画的に学習を進めやすいです。

 

将来、証券分析の職に就きたいと考えている方は、証券アナリストの資格を取得することを強くおすすめします。

 

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