株価指数

東京証券取引所の動向を知る!TOPIXについてわかりやすく詳細解説。

東京証券取引所の動向を知る!TOPIXについてわかりやすく詳細解説。

株式市場全体の株価を反映している株価指数には、さまざまな種類があります。

指数ごとに算出方法や構成銘柄が異なるので、同じ市場を対象にしている場合でも注意しなければなりません。

 

今回は、数ある株価指数の中から「TOPIX」を取り上げて解説していきます。

本記事を読んでいただくことで、TOPIXの算出方法や関連する指数など、基本情報を網羅できます。

 

TOPIXとは?

TOPIXとは、「Tokyo Stock Price Index」の略称で、「東証株価指数」とも呼ばれています。

TOPIXは、東証一部に上場している全銘柄の時価総額をもとに算出される株価指数です。

 

TOPIXを見ることで、東証一部の動きを総合的に観察できます。

 

TOPIXの計算方法

TOPIXは、時価総額加重方式で計算が行われています。

時価総額加重方式は、組入銘柄の時価総額の合計額を、基準となる時点での時価総額合計で割って計算する方法です。

 

TOPIXの具体的な計算式は以下のとおりです。

TOPIX=算出時点での構成銘柄の時価総額の合計÷基準時価総額×100

 

TOPIXの場合、基準となる時価総額は「1968年1月4日」の額となっています。

この時点の時価総額を100ポイントとして計算を行います。

 

TOPIXインデックスシリーズ

TOPIXには、全部で7種類の銘柄の区分があります。この区分を「TOPIXインデックスシリーズ」と呼びます。

TOPIXインデックスシリーズは、以下の7種類です。

 

・TOPIX Core30
・TOPIX Large70
・TOPIX 1000
・TOPIX 500
・TOPIX 100
・TOPIX Small
・TOPIX Mid400

 

1つずつ内容を確認していきましょう。

 

TOPIX Core30

TOPIX Core30は、東証一部の中から時価総額、流動性がとくに高い30銘柄で構成されています。

構成銘柄の内訳は以下のとおりです。

 

日本たばこ産業
セブン&アイ・ホールディングス
信越化学工業
花王
武田薬品工業
アステラス製薬
リクルートホールディングス
日立製作所
パナソニック
ソニー
キーエンス
ファナック
村田製作所
トヨタ自動車
ホンダ技研工業
キヤノン
任天堂
三井物産
三菱商事
三菱UFJフィナンシャル・グループ
三井住友フィナンシャル・グループ
みずほフィナンシャル・グループ
東京海上ホールディングス
三菱地所
東日本旅客鉄道
東海旅客鉄道
日本電信電話
KDDI
NTTドコモ
ソフトバンクグループ

 

構成銘柄を見ると、日本の名だたる大企業で構成されているのがわかりますね。

 

TOPIX Large70

TOPIX Large70は、東証一部の銘柄の中から70銘柄を選出して構成された株価指数です。

以下、構成銘柄の代表例です。

 

国債石油開発帝石
大東建託
大和ハウス工業
日本郵政
小松製作所
クボタ
ダイキン工業
三菱電機
日本電産
ユニ・チャーム
イオン
りそなホールディングス
三井住友トラスト・ホールディングス
オリックス
野村ホールディングス
資生堂
JXホールディングス
ブリヂストン
日本製鉄
オリンパス
伊藤忠商事
丸紅
東京エレクトロン
住友商事
第一生命ホールディングス
三井不動産
住友不動産
日本航空
ANAホールディングス

 

TOPIX Core30よりもさらに広く銘柄を算出して、株価指数を出しています。

TOPIX1000

TOPIX1000は、東証一部上場の銘柄のうち、時価総額、流動性の上位1000銘柄を選出して算出された株価指数です。

TOPIX1000は、東証規模別株価指数と構成銘柄が同じになっています。

 

TOPIX 500

TOPIX500は、東証一部上場の銘柄のうち、時価総額、流動性上位500位の銘柄をもとに構成されています。

大型株と中型株がバランスよく含まれていて、東証一部全体の流れを見るのに適した指標です。

 

TOPIX500は、東証規模別株価指数の大型株、中型株と構成銘柄が同じです。

 

TOPIX100

TOPIX100は、東証一部に上場している銘柄の中から、時価総額、流動性の大きい大型株100銘柄で構成されています。

構成銘柄は年に1回、10月に組み換えが実施されます。

 

TOPIX Small

TOPIX Smallは、東証一部に上場している銘柄のうち、TOPIX500の銘柄を除いた小型株で構成された株価指数です。

東証一部の小型株の動向を把握するのに、TOPIX500は適しています。

 

TOPIX Mid400

TOPIX Mid400は、東証一部に上場する国内株式の中で、TOPIX100に次いで時価総額、流動性の高い400銘柄で構成された株価指数です。

TOPIX100と一緒に、TOPIX500の一部を構成しています。

 

TOPIXと日経平均株価の違い

TOPIXと似た株価指数として、「日経平均株価」と呼ばれる株価指数があります。

ただ、この2つの株価指数は似ているようで、内容に若干違いがあります。

 

TOPIXは、東証一部に上場している全銘柄を対象に指数を算出しているのに対し、日経平均株価は、「東証一部上場の225銘柄」に限定して指数を算出しています。

日経平均株価の場合、東証一部から優良企業を厳選して、構成銘柄に組み入れていますので、日本の大企業の動向を知るのにオススメです。

 

さらに、TOPIXと日経平均株価は「単位」にも違いがあります。

TOPIXは、過去の時価総額と現在の時価総額の差を表すのに「ポイント」という単位を使用しています。

 

一方で、日経平均株価は「円」の単位を用います。

円ベースで株価の動向を知るには、日経平均株価の方が使い勝手がよいと言えるでしょう。

 

TOPIX連動型上場投資信託とは?

TOPIXに連動した当初商品として、「TOPIX連動型投資信託」と呼ばれる商品があります。この商品はTOPIXの数値と連動した投資信託となっています。

以下、TOPIX連動型投資信託の基本情報です。

 

名称 TOPIX連動型上場投資信託
運用会社 野村アセットマネジメント
設定日 2001年7月11日
対象銘柄 TOPIXに採用されている、もしくは採用が決定した銘柄にのみ投資を行う
分配日 毎年7月10日(信託財産から生ずる配当収益などから経費を控除後、全額分配)
売買方法 証券会社を通して注文する
売買単位 10口以上で10口単位
信託報酬 0.11%

 

TOPIX連動型上場投資信託の代表的な組入銘柄は以下のとおりです。

トヨタ自動車
三菱UFJフィナンシャル・グループ
ソニー
ソフトバンクグループ
日本電信電話
武田薬品工業
三井住友フィナンシャル・グループ
キーエンス
本田技研工業
みずほフィナンシャル・グループ

 

TOPIX連動型上場投資信託の分配金の推移

TOPIX連動型上場投資信託の分配金は、以下のように推移しています。

*100口あたりの分配金額です。

 

2012年7月 1,510円
2013年7月 1,940円
2014年7月 2,060円
2015年7月 2,300円
2016年7月 2,730円
2017年7月 2,600円
2018年7月 3,050円
2019年7月 3,330円

 

年度によって下がることはあるものの、分配金の額は堅調に伸びてきていることがわかります。

アベノミクスによる金融緩和政策が行われてから、大企業の株価は好調であることが伺えますね。

 

ただ、この株価の伸びが今後ずっと続くとは限りません。

とくに、現在の株価好調の1つの要因は「オリンピック特需」であると言えるので、オリンピックが終了した2020年以降の株価は、下がっていく可能性があります。

 

あまり過度に期待せず、リスク分散の考えを保持して、連動投資信託への投資を行うようにしましょう。

 

まとめ

TOPIXは東証一部に上場している企業の株価推移を反映した株価指標です。

東証一部上場銘柄のすべてを対象にしているので、TOPIXを見れば、日本の大企業の動向を把握できます。

 

TOPIXに連動する投資信託も好調な成績を見せているので、今のところ、日本の大企業の株価は上向いていると言えます。

ただ、この成長がいつまでも続くとは限りません。

 

投資に絶対はないので、あくまでも冷静に、TOPIXの数値を見ていきましょう。

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