株価指数

新興市場マザーズの動向を把握する!東証マザーズ指数について詳細解説。

新興市場マザーズの動向を把握する!東証マザーズ指数について詳細解説。

日本の株式市場では、マザーズとジャスダック、2つの代表的な新興株式市場が存在します。

東証一部・二部と比べて、株価変動が大きいのが特徴です。

 

また、日経平均株価のように、新興市場にも株価指数が存在し、マザーズでは「東証マザーズ指数」と呼ばれる株価指数が算出されています。

今回は、この東証マザーズ指数について、詳細を解説していきます。

 

東証マザーズ指数とは?

東証マザーズ指数とは、東証のマザーズに上場している全銘柄を対象に算出された株価指数です。

2003年9月16日より、算出が開始されています。

 

東証マザーズ指数の算出には、時価総額加重平均方式が採用されています。

2003年9月12日時点での時価総額を1000として、これを基準値に算出が行われるのです。

 

計算式は以下のとおりです。

東証マザーズ指数=対象銘柄の時価総額合計÷基準日の時価総額合計×1,000(基準値)

 

時価総額は、市場変動以外の要因をなくして、指数の連続性を担保するために、都度調整が行われています。

 

マザーズ市場の基本情報

東証マザーズ指数は、新興市場であるマザーズの全銘柄を対象にしています。

それでは、マザーズとは一体どんな新興市場なのでしょうか。

 

マザーズは1999年11月に、大阪証券取引所のナスダック・ジャパン(現在のナスダック)に対抗する形で、東京証券取引所に設置されました。

東証第一部・第二部の元にある新興市場ということもあり、将来的には、東証一部への上場を目指す企業がマザーズに多く上場する傾向にあります。

 

2019年11月26日現在、マザーズには303銘柄が上場しています。

代表的な銘柄は以下のとおりです。

 

メルカリ
ミクシィ
ラクスル
UUUM
そーせいグループ
マネーフォワード
オイシックス・ラ・大地
ヘリオス

 

メルカリやミクシィ、マネーフォワードなど気鋭の企業が多く上場していますね。

また、マザーズを経て東証一部へ上場を果たした企業も多いです。

 

以下、マザーズから東証一部へくら替えした企業一覧です。

エムスリー
スタートトゥディ
サイバーエージェント
日本M&Aセンター
MonotaRO
ディー・エヌ・エー
コロプラ
ユーグレナ
クックパッド

 

東証マザーズ指数は増減が激しい?

マザーズに上場している企業数は、他の市場に比べて少ないです。

また、時価総額が大きい銘柄がある程度絞られるため、指数の変動が激しい傾向にあります。

 

特定の企業の株価が著しく変動すると、東証マザーズ指数も釣られて変動するといった形です。

東証マザーズ指数を見れば、マザーズ上場企業の株価変動の大まかな流れは把握できますが、個別銘柄の株価変動も同時に見ることが大切です。

 

東証マザーズCore指数

東証は、東証マザーズ指数に加えて、「東証マザーズCore指数」という指数も算出しています。

東証マザーズCore指数は、時価総額、売買代金、利益などの面からマザーズを代表している15銘柄を選出して算出された株価指数です。

 

この指数は、マザーズ内で比較的規模の大きい企業に的を絞って、算出が行われています。

マザーズの有力企業の動向を見るのに最適ですね。

 

2019年11月現在、東証マザーズCore指数に組み入れられている銘柄は以下のとおりです。

銘柄名 業種
ミクシィ サービス業
そーせいグループ 医薬品
ラクス 情報・通信業
ベイカレント・コンサルティング
ジャパンインベストメントアドバイザー 証券、商品先物取引業
ユナイテッド サービス業
アスカネット サービス業
ACCESS 情報・通信業
アステリア 情報・通信業
エリアリンク 不動産業

 

東証マザーズ指数と東証マザーズCore指数を比較すると、長期的には東証マザーズCore指数の方が伸び率が高い傾向にあります。

ただ、時期によっては東証マザーズ指数の方が高いときもあるので、一概にどちらの指数の方が成長角度が高いのかは断言できません。

 

東証マザーズ指数に連動した投資商品

東証マザーズ指数に連動した投資商品として、「東証マザーズETF」が挙げられます。

東証マザーズETFは日本初のETFで、2018年2月1日に東証に上場を果たしました。

 

東証マザーズETFへの投資は、マザーズに上場する全銘柄へ分散投資することと同じ効果が期待されます。

成長企業にまとめて投資できる点が、上場当時は画期的とされ話題を呼びました。

 

ただ、直近の東証マザーズETFの成績はあまりよくないです。

2018年、2019年ともに分配金は0円となっており、指数の下落が進んでいる状態です。

 

勢いのあるスタートアップ企業、ベンチャー企業がナスダックに流れていることも要因の1つです。

マザーズに上場する企業は、ジャスダックと比較すると「安定志向」を持っている傾向にあるため、市場を驚かせるようなアイディアやサービス、製品という面でナスダック上場企業の後ろを歩いている状態と言えます。

 

現状、東証マザーズETFに投資することは少々リスクが高いと言わざるを得ません。

今後、東証マザーズ指数が上向いて、東証マザーズETFの分配金も復活するかもしれませんが、もう少し様子を見てから投資をするかどうか、判断を下した方がよさそうです。

 

投資初心者は東証マザーズ指数は避けた方が無難

東証マザーズ指数は、ジャスダック指数や東証一部・二部の株価指数と比べて、数値の上下が激しいです。

したがって、東証マザーズ指数に連動した投資商品も値動きが激しくなります。

 

これを踏まえると、まだ投資を始めたばかりの方は、東証マザーズ指数の連動投資商品には手を出さない方が無難と言えます。

ハイリスク・ハイリターンの投資商品に最初から手を出してしまうと、資金を溶かしてしまう可能性が高まります。

 

仮に、大きなリターンを得られたとしても、その後、継続してリターンを得られなければ、長期的にはマイナスになってしまいます。

リスクの高さを踏まえて投資をしなければ、ギャンブルで博打を打っていることと変わりありません。

 

投資初心者の方は、東証マザーズ指数に投資を行う前に、まずは東証一部銘柄の連動株価指数で、相場を読む練習を行いましょう。

 

まとめ

東証マザーズは、ジャスダックと同様、新興企業の銘柄が多く、株価の変動も激しい傾向にあります。

さらに、ジャスダックよりも上場銘柄数が少ないため、1つの銘柄の株価変動が東証マザーズ指数に大きな影響を与えてしまいます。

 

東証マザーズに連動したETFもありますが、こちらに投資を行う際は「ハイリスク・ハイリターン」の投資であることを踏まえて、投資を行うようにしましょう。

東証マザーズ指数連動のETFに資金をすべて集中させるのは、投資経験者の方でも避けた方が無難です。

 

別の株価指数の連動ETFと組み合わせて、バランスのとれたポートフォリオを作るように意識していきましょう。

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